平成20年度 越佐発温暖化防止 はじめる一歩
 
雪国住宅研究会 のご紹介
 
1. 団体等の概要(活動実績全般など)
 小千谷市において、雪国の住宅等の調査、研究を行う為、建築士および建築業者の有志28名により、平成元年に雪国住宅研究会を設立。10部会の1つ、利雪委員会として、克雪や利雪の調査研究を行い、全国各地の雪利用先進地の視察、調査を行い、小千谷市内において雪を利用した会社事務所への実験的冷房装置を設けるなど実験開発をおこなってきました。平成17年に雪冷熱エネルギー住宅建設のため、新潟県雪冷熱エネルギー活用調査事業の応募を施主に提案し、応募したところ、採用されて、雪冷熱利用の個人住宅を建設しました。
2. 温暖化防止につながる活動の実績等
1)実施方法
 豪雪地に指定されている当地において冬季間の雪処理は大変な仕事でありますが、 この雪冷熱利用の個人住宅では、落雪高床部分に雪室を設け、春から秋まで雪を貯蔵し、エコエネルギーとして利用しております。 平成18年度から3年間。新潟県の事業で、個人住宅における雪冷房の実証試験を行っておりますが、それに施主とともに会として協力し、かつ、家庭用の食物貯蔵庫として利用しております。
2)実施場所
 新潟県小千谷市大字ヒウ
3)実施体制(主体・協力者など)
 実施主体:新潟県産業労働観光部産業振興課
 事業受託:(財)雪だるま財団
 指導:長岡技術科学大学
 協力:当会
4)今後の取組方向
 雪冷熱エネルギー住宅の普及をはかるため、当会としても実証試験の成果の広報やPRに努め、今後の住宅等建設の際に参考となる技術的事項や施設のメンテナンス等の検討を行う。
 また普及にあたり必要となると思われる、建設費および設備費のコスト圧縮に関する研究を行ないます。
3. 活動により期待される二酸化炭素削減効果
雪冷房について
 3室の雪冷房を行ったが、平成19年度の使用期間(7月から9月)の稼働時間は499時間、消費電力59.9kWh、COPの平均は11.8、運転コスト(電気代)は1,408円でした。
 通常のエアコンによる冷房(COP3程度)を行った場合と比較すると、二酸化炭素削減量は77.5kgになります。
 また食料の貯蔵においては、雪室に貯蔵し雪冷房は単に省エネルギーの冷房ということだけでなく、除湿効果、除じん効果もある高級な冷房と言えます。詳細は県が作成したパンフレットを参照してくださいますが、この住宅の雪室には30トンの雪を貯蔵することができますので、その冷熱量を原油に換算しますと259.5リットルに相当します。これを削減したとして二酸化炭素削減量に換算すると687.4kgになります。
4. その他特記事項
 雪冷房は単に省エネルギーの冷房ということだけでなく、除湿効果、除じん効果もある高級な冷房と言えます。詳細は県が作成したパンフレットを参照してください。
建物外観 雪入作業 雪室内部
 
雪室食品貯蔵庫 冷房利用室